100億円くらい

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「100億円くらい」とは、「透明少年探偵アキラ」におけるスミレのセリフの一部である。

概要[編集 | ソースを編集]

古川探偵事務所のテレビで、モナ・リザ強奪のニュースを見たスミレがこう言った。

日本政府はきっとモナリザの賠償として100億円くらい払わされるかもしれないわよ、大変ね。

どう考えても名画の賠償金が100億円程度では安過ぎるので、当てずっぽうが過ぎるのではないかと辟易してしまう発言だが、実際にモナ・リザが東京国立博物館で展示された1974年と現在(2023年)とではモノやサービスの価格が異なる為、その点も考慮する必要がある。

現在(2023年)の消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)は1974年と比べ約2倍増加しており [1]、 これから換算すると、当時の100億円は現在の約200億円程度になる[2]

一見大変な額のように思えるが、大型ジェット旅客機[3]の価格が約300~400億円である事を踏まえると、ダヴィンチの有名な絵画にしては過小評価である。万が一、本作のように何者かに強奪されるような事があれば、「100億円くらい」の賠償で済むとは考えられず、将来に遺恨を残す事は避けられない。

なお、1962年にアメリカにてモナ・リザが展示された際、保険をかける上での査定が行われ、当時の額で1億ドルの評価が下されている[4]。当時の1ドルは一律360円であり、前述の参考リンクによれば62年の消費者物価指数は74年の40%なので、単純計算で900億円くらい(74年時点の価値)払わされる計算になると考えられる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか?(日本銀行)
  2. どの指標を取るかによって額は変わる為、この換算はあくまで目安である事に留意されたい。
  3. 例えば、ボーイング777やエアバスA380。
  4. モナ・リザ - Wikipedia