モナリザの微笑み

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モナリザの微笑み」とは、「透明少年探偵アキラ」に登場する絵画の事。

概要[編集 | ソースを編集]

言わずと知れたレオナルド・ダ・ヴィンチのあの不朽の名画である。作中では『モナリザの微笑み』と呼ばれていたが、一般的には『モナ・リザ』と呼ばれている。

本作にモナ・リザが登場したのは、(製作時期と思われる)1974年に上野の東京国立博物館で行われた『モナ・リザ展』が、4月20日から6月20日までの期間中に150万人余りを動員する程の社会現象となった[1]のを受けての事と思われる。

作中では 東京国立博物館にて展示されていたモナ・リザが、警備を任されていた古川達の健闘も空しく田中総理大臣に扮したZ団団長らに強奪されてしまう。顛末を知ったアキラは古川と共にモナ・リザを取り戻す為にZ団の元へ向かう。

モナ・リザ盗難をテレビのニュースで知ったスミレは「日本政府は100億円くらい支払わされるかも知れない」と言っていたが、どう考えても100億円程度では足りない上にそもそも賠償だけで済む問題ではない[2]

Z団はモナ・リザを強奪する際にも素手で触らないように、ご丁寧に全自動モナリザ盗み機を使用しているが、モナ・リザを奪還したアキラは平気で腋に挟んで素手で持ち待機していた古川もモナ・リザを素手で受け取っている。その上Z団がモナ・リザの引き換えとして日本政府に要求した金額は1000億円で、スミレの推定を遥かに上回る金額である。以上の点を踏まえると、古川探偵事務所の面々よりもZ団の方がモナ・リザを大切に扱っているという事が、分かるだろう?

なお、作中のモナ・リザはどう見ても実物(77cm × 53cm)より小さい。

備考[編集 | ソースを編集]

モナ・リザはフランス政府によって売買が禁止されている関係で、実際には値段が付けられていないが、1962年にモナ・リザをアメリカ合衆国で公開する為に貸与するに当たり、保険金を算出する為の評価額が出されたが、この時に出された金額は1億ドルであった。このあまりに高額な査定額に、保険の受け手が誰も出る事が無かった事からモナ・リザ本体に保険金はかけられず、代わりに警備を強化する為に費用が費やされたようである。

1億ドルと言う評価額は、現在(2023年)の時点で約8億6000万ドル、日本円で約1,168億円に相当する。1974年に直すと約347億円程になるので、「100億円くらい」では全然足りない事になる。

作者であるレオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つである『サルバトール・ムンディ』の(2017年時点での)落札額が4億5031万2500ドル(約508億円)と、実際にオークションで取引された最も高額な絵画である事から、氏の「世界で最も有名で、多くの人に鑑賞され、書かれ、歌にされ、パロディ化された芸術作品」であるモナ・リザはそれ以上の高額になりえる価値のある絵画なのである。

参考[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/past/1974_049.html
  2. モナ・リザは実際に1911年に盗難された事があり、2年後(1913年)にイタリアで見つかり、最終的にルーブル美術館へ返却されている。