「農業コンビナートの危機!」の版間の差分
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自分が受け持つ1万ヘクタールの農地を毎日見回るのが仕事だという松本さんは、農繁期だというのに電話をかけても全く出ず、集会にも出なくなったというその農家を心配していた。 | |||
その家に到着すると、松本さんは研たちを車に待たせて家に入る。異様なまでに静かな様子に、不吉な予感がすると研。 | |||
そのさなか、研たちのもとへ近づく一機のヘリコプター。 | |||
突然、家から松本さんの悲鳴が聞こえる。3人が家に入ると、松本さんが倒れていた。松本さんがある部屋を指し、研たちがそこへ向かうと、そこにはいくつもの死体が。 | |||
「早くここから逃げたまえ!」そう言って松本さんは息絶えてしまった。すると、家は大きな揺れに見舞われる。3人は急いで家から離れ、研が運転するジープで農業パトロール隊へ向かう。キャロンが振り向くと、家が崩壊した。 | |||
走るジープを追いかける一機のヘリコプター。ヘリコプターは光線を放ち、ジープに攻撃しようとする。ヘリコプターを操縦していたのは、農業コンビナートを破壊しようと企てていた[[ジュラル星人]]たちだった。 | |||
執拗なまでに攻撃するヘリコプター。逃げるジープの前に大型トラクターが。研はキャロンとバリカンを連れ飛び降り、ジープはトラクターに激突し炎上した。3人のもとへ向かってくるヘリコプター。研は変身する。 | |||
[[スカイロッド]]に乗った3人。スカイロッドはヘリコプターからの攻撃をかわし、ヘリコプターへ突き進む。そしてジュラル星人たちの乗ったヘリを撃墜した。 | |||
墓を建て、松本さんたちを弔う研たち。無念の死に涙を流すキャロンとバリカン。「ジュラル星人、必ず僕がこの手で滅ぼしてやる!」研は自らの手でジュラル星人を滅ぼすことを改めて誓うのだった。 | |||
== 概要 == | == 概要 == | ||
* 松本さんが死んだのか気を失ったのか分かりづらい為、見殺しに定評のある研の本領が発揮される回と言われている。鬼畜ヒーロー振りが遺憾なく発揮されているとファンからは好評?である。 | |||
* 「ジュラル星人、必ず僕がこの手で滅ぼしてやる!」という台詞から、研の認識では完全に「地球を守る」の範疇を超えているのが分かるだろう? | |||
* また、陰毛回やキャロンの作画がひどい回、「ぶつかるー!」と叫んだジュラル星人が可愛い回としても有名。バリカンの腕の太さにも注目。 | |||
===1万ヘクタール=== | |||
松本さんの受け持ちだという1万ヘクタール(=100km<sup>2</sup>)は、東京ドーム約2139個分。なお、面積が1万ヘクタールに近い市の例として、 | |||
* 東京都青梅市(103.31km<sup>2</sup>) | |||
* 神奈川県横須賀市(100.83km<sup>2</sup>) | |||
* 静岡県下田市<ref><s>[[伊豆囚人島]]の最寄りと言われている。</s></ref>(104.71km<sup>2</sup>) | |||
* 兵庫県宝塚市(101.80km<sup>2</sup>) | |||
がある<ref>[http://area-info.jpn.org/ 日本☆地域番付]</ref>。相当の広さを持つ農地を農務局調査課のメンバーたちは毎日見回らなければならないという。農作業の自動化に関しては相当発達しているようだが、 | |||
それを見回る仕事は旧態依然であるといえる<ref>もっとも、放送当時(1974年)は今のような高度なICT技術がなかったため、農地の見回りまで機械(コンピュータ)化する発想がなかったのも無理はない。</ref>。 | |||
== 主な台詞 == | == 主な台詞 == | ||
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*「ジュラル星人の犠牲になったかわいそうな人達」(研) | *「ジュラル星人の犠牲になったかわいそうな人達」(研) | ||
*「[[滅ぼしてやる!|ジュラル星人、必ず僕がこの手で滅ぼしてやる!]]」(研) | *「[[滅ぼしてやる!|ジュラル星人、必ず僕がこの手で滅ぼしてやる!]]」(研) | ||
==セリフ== | |||
[[農業コンビナートの危機の台詞書き起こし]] | |||
==前回・次回リンク== | |||
* 前回: 第61話「[[バリカンの旧友が尋ねて来た]]」 | |||
* 次回: 第63話「[[殺人ボクサーを倒せ!]]」 | |||
== 脚注 == | |||
<references /> | |||
{{DEFAULTSORT:のうぎょうこんびなーとのきき}} | |||
[[Category:TVアニメ「チャージマン研!」各話]] |
2021年3月7日 (日) 01:07時点における版
農業コンビナートの危機!(のうぎょう-きき)とは、「チャージマン研!」の第62話である。
主な登場人物
あらすじ
農業コンビナート。未来の世界では、農業の機械化がすすめられ、能率的に農作業ができるようになっていた。日本中にマンモス農場ができ、人々の食を支えていた。
不自然に農地に放置された農機、靴、帽子。農務局調査課のメンバーである松本さんは、研、キャロン、バリカンをジープに乗せ、ある農家の家へ向かっていた。 自分が受け持つ1万ヘクタールの農地を毎日見回るのが仕事だという松本さんは、農繁期だというのに電話をかけても全く出ず、集会にも出なくなったというその農家を心配していた。 その家に到着すると、松本さんは研たちを車に待たせて家に入る。異様なまでに静かな様子に、不吉な予感がすると研。 そのさなか、研たちのもとへ近づく一機のヘリコプター。
突然、家から松本さんの悲鳴が聞こえる。3人が家に入ると、松本さんが倒れていた。松本さんがある部屋を指し、研たちがそこへ向かうと、そこにはいくつもの死体が。 「早くここから逃げたまえ!」そう言って松本さんは息絶えてしまった。すると、家は大きな揺れに見舞われる。3人は急いで家から離れ、研が運転するジープで農業パトロール隊へ向かう。キャロンが振り向くと、家が崩壊した。 走るジープを追いかける一機のヘリコプター。ヘリコプターは光線を放ち、ジープに攻撃しようとする。ヘリコプターを操縦していたのは、農業コンビナートを破壊しようと企てていたジュラル星人たちだった。 執拗なまでに攻撃するヘリコプター。逃げるジープの前に大型トラクターが。研はキャロンとバリカンを連れ飛び降り、ジープはトラクターに激突し炎上した。3人のもとへ向かってくるヘリコプター。研は変身する。 スカイロッドに乗った3人。スカイロッドはヘリコプターからの攻撃をかわし、ヘリコプターへ突き進む。そしてジュラル星人たちの乗ったヘリを撃墜した。
墓を建て、松本さんたちを弔う研たち。無念の死に涙を流すキャロンとバリカン。「ジュラル星人、必ず僕がこの手で滅ぼしてやる!」研は自らの手でジュラル星人を滅ぼすことを改めて誓うのだった。
概要
- 松本さんが死んだのか気を失ったのか分かりづらい為、見殺しに定評のある研の本領が発揮される回と言われている。鬼畜ヒーロー振りが遺憾なく発揮されているとファンからは好評?である。
- 「ジュラル星人、必ず僕がこの手で滅ぼしてやる!」という台詞から、研の認識では完全に「地球を守る」の範疇を超えているのが分かるだろう?
- また、陰毛回やキャロンの作画がひどい回、「ぶつかるー!」と叫んだジュラル星人が可愛い回としても有名。バリカンの腕の太さにも注目。
1万ヘクタール
松本さんの受け持ちだという1万ヘクタール(=100km2)は、東京ドーム約2139個分。なお、面積が1万ヘクタールに近い市の例として、
- 東京都青梅市(103.31km2)
- 神奈川県横須賀市(100.83km2)
- 静岡県下田市[1](104.71km2)
- 兵庫県宝塚市(101.80km2)
がある[2]。相当の広さを持つ農地を農務局調査課のメンバーたちは毎日見回らなければならないという。農作業の自動化に関しては相当発達しているようだが、 それを見回る仕事は旧態依然であるといえる[3]。
主な台詞
- 「びゃあああああああああ!!」(松本さん)
- 「ま、松本さん!」(研)
- 「わー!ぶ、ぶつかるーっ!!」(ジュラル星人)
- 「ジュラル星人の犠牲になったかわいそうな人達」(研)
- 「ジュラル星人、必ず僕がこの手で滅ぼしてやる!」(研)
セリフ
前回・次回リンク
- 前回: 第61話「バリカンの旧友が尋ねて来た」
- 次回: 第63話「殺人ボクサーを倒せ!」