「殺人レコード 恐怖のメロディ」の版間の差分

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'''殺人レコード 恐怖のメロディ'''はチャージマン研!の第17話である。
'''「殺人レコード 恐怖のメロディ」'''(さつじん-きょうふ)は、『[[チャージマン研!]]』の第16話である。


= 本編 =
== 本編 ==
<youtube>oEgMMgvegGk</youtube>
<youtube>oEgMMgvegGk</youtube>


= 登場人物 =
== 登場人物 ==
* [[泉研]]
* [[泉研]]
* [[泉キャロン]]
* [[泉キャロン]]
* [[バリカン]]
* [[バリカン]]
* [[パパ]]
* [[泉博|パパ]]
* [[ママ]]
* [[泉さおり|ママ]]
* [[ジュラル星人]]
** [[レコード屋店員女]]
** [[レコード屋店員男]]
* [[ブラームス交響曲8番の男]]
* [[ブラームス交響曲8番の男]]
* [[ブラームス交響曲8番の男の後ろ]]
* [[ブラームス交響曲8番の男の後ろ]]
* [[レコード屋店員女]]
* [[レコード屋店員男]]
* [[素敵な宇宙人の女]]
* [[素敵な宇宙人の女]]
* [[バカッチョ金魚の男]]
* [[バカッチョ金魚の男]]
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* [[ジョニーの後ろ]]
* [[ジョニーの後ろ]]


= あらすじ =
== あらすじ ==
新しくできたレコード屋。訪れた人々が目当てのレコードを買い求める。[[キャロン]]も[[ジョニー]]のレコードを買いにこの店に行く。しかし、この店で売られていたレコードは[[ジュラル星人]]が用意した「[[キチガイレコード]]」だった。レコードを聴いた人はみな[[キチガイ]]になってしまうのだ。そして、キャロンが買ったレコードも例外ではなかった。
新しくできたレコード店。目当てのレコードを買い求める客で店内はにぎわう。ところが、[[ブラームス交響曲8番の男|この店で「ブラームス交響曲8番」のレコードを購入した男]]が家でレコードを再生すると、メロディが違うことに気づいた。
そして苦しみ、老けて倒れてしまった。彼のみならず、その店で買ったレコードを聴いた人々は老けて狂いだすのであった。


家に帰ったキャロンは、みんなの前でそのレコードをかけてしまう。バリカンを除く泉家の4人は皆もだえ苦しむが、バリカンはロボだからだろうか、効果がないどころか「[[えぇ?良い曲じゃないですか?]] 」。結局、研に「レコードを割ってしまうんだ!」と言われたバリカンがキチレコを地面にたたきつけ、レコードはなぜか炎上<ref>一般的にレコードは塩化ビニールでできている。</ref>。
[[キャロン]]が新しくできたレコード店を見つける。[[バリカン]]は早く帰るよう促すが、この店でレコードを買うことにしたキャロン。
店員2人([[レコード屋店員女]]と[[レコード屋店員男]])がチャージマンの妹であるキャロンに気づく。泉家全滅をもくろむ怪しい店員2人。ジョニーのレコードを求めたキャロンにレコード屋店員女がレコードを渡した。


ピンチを切り抜けた研はお得意の「[[ジュラル星人の仕業に違いない]]!」を発動、レコード店に殴り込み、名台詞「お前達、[[よくもあんなキチガイレコードを!]]「[[今度という今度は許さないぞ!]]」を放ち、<s>尺稼ぎの</s>鬼ごっこの後、変装。待ちかまえていた大量のジュラル星人をいつものように一掃する。
家に帰ったキャロンは、一家の前でそのレコードを再生する。するとバリカン以外の泉家の4人は皆もだえ苦しみはじめる。しかしバリカンは特に苦しむ様子はなく、「えぇ?良い曲じゃないですか? 」と。
[[]]に「レコードを割ってしまうんだ!」と言われたバリカンがレコードを床にたたきつけると、レコードは炎上<ref>一般的にレコードは塩化ビニールでできているので、簡単に燃え上がるものではない。</ref>し消滅。
一家はようやく解放される。研は確信した。「[[ジュラル星人の仕業に違いない]]!」


その後、レコードの音楽に合わせて楽しそうに踊るキャロンとバリカン。そこに研が現れ、貝をガリガリとすりあわせてプレイヤーのアームを外してしまう。ムッとする2人は逃げる研を追いかけるのであった。
「お前達、[[よくもあんなキチガイレコードを!]][[今度という今度は許さないぞ!]]」。研とキャロン、バリカンはレコード店に乗り込む。逃げ出す店員2人と追いかける研たち。
しかし[[ジュラル星人達]]が待ち構える。変身した研はジュラル星人を[[アルファガン]]でやっつけた。


= 概要 =
レコードの音楽に合わせて楽しそうに踊るキャロンとバリカン。そこに研が現れ、貝をガリガリとすりあわせてプレイヤーのアームを外してしまう。ムッとした2人は逃げる研を追いかけるのであった。
内容、作画、セリフ、尺稼ぎとどれをとってもネタに事欠かず、特に「キチガイレコード」という衝撃極まる発言により、チャー研の『神(紙)アニメ』としての地位を不動のものとする名(迷)作回となった。


なお、[[絵コンテ]]では、[[ブラームス交響曲8番の男]]らがレコードを聴くシーンでは、本編には反映されなかったものの「怯えた顔で部屋中を逃げ回り、遂には狂ってゲラゲラ笑い出す」「二、三人の友人と共に狂い、凄まじい殴り合いを展開している」「狂ってる男のUP表情」等の指示が書かれており、本編以上のキチガイさを見せている。
== 作品内容 ==
* 内容、作画、セリフ、尺稼ぎとどれをとってもネタに事欠かず、特に「[[キチガイレコード]]」という衝撃極まる発言により、チャー研の『神(紙)アニメ』としての地位を不動のものとする名(迷)作回となった。
* 絵コンテでは、ブラームス交響曲8番の男らがレコードを聴くシーンでは、本編には反映されなかったものの「怯えた顔で部屋中を逃げ回り、遂には狂ってゲラゲラ笑い出す」「二、三人の友人と共に狂い、凄まじい殴り合いを展開している」「狂ってる男のUP表情」等の指示が書かれており、本編以上のキチガイさを見せている。
* 今日でこそ、100年後の世界という設定なのにレコードが主流という点には違和感を覚えるが、放送当時(1974年)音楽CDはまだなかった。世界初の音楽CD<ref>ビリー・ジョエル「ニューヨーク52番街」</ref>が発売されたのは1982年のことである。


==レコード==
=== キチ貝 ===
今日でこそ、100年後の世界という設定なのにレコードが主流という点には違和感を覚えるが、放送当時(1974年)まだCDはなかった。ましてや、インターネットを介したダウンロード販売やストリーミング配信があるわけもない。
この回のラストにおいて、研が貝をガリガリとすり合わせてレコードのアームを外してしまう一幕がある。これについて、2ch「チャー研スレ part19」に以下の指摘があった。
461 名前:名無しか…何もかも皆懐かしい 投稿日:2010/06/22() 17:20:24 ???
キチレコの回だけど、レコードって不良品とかはあの貝を擦り合わせたような雑音が混じるんだってな
で、研は最後にその雑音を出してまたレコードがキチレコだったんじゃないかとキャロンを驚かしたって事なんじゃないかな


ちなみに、世界で初めて販売された音楽CDソフトとして知られている、ビリー・ジョエル「ニューヨーク52番街」が発売されたのは1982年のこと。
放送当時は普通に知られていたことかもしれないが、レコードがCDなどに取って代わられた今日では、100年後の世界が舞台という設定とのギャップを感じてしまう。


==キチ貝==
== 名言・迷言 ==
この回のラストにおいて研が貝をすり合わせることについて、2ch「チャー研スレ part19」に以下の書き込みがあった。
<nowiki>461 名前:名無しか…何もかも皆懐かしい 投稿日:2010/06/22(火) 17:20:24 ???
キチレコの回だけど、レコードって不良品とかはあの貝を擦り合わせたような雑音が混じるんだってな
で、研は最後にその雑音を出してまたレコードがキチレコだったんじゃないかとキャロンを驚かしたって事なんじゃないかな</nowiki>
 
100年後の世界という設定と、レコード世代にしか通じないネタのギャップが感じられる。
 
= 名言・迷言 =
* お前達、[[よくもあんなキチガイレコードを!]]
* お前達、[[よくもあんなキチガイレコードを!]]
* [[メロディが違う。聴いたことのない曲だ。]]  
* [[メロディが違う。聴いたことのない曲だ。]]  
53行目: 56行目:
* 人間を狂わすレコード…[[ジュラル星人の仕業に違いない!]]
* 人間を狂わすレコード…[[ジュラル星人の仕業に違いない!]]


= 台詞 =
== 影響を与えた(であろう)主な作品 ==
{{:殺人レコード 恐怖のメロディの台詞書き起こし}}
* 電子戦隊デンジマン 第26話「デンジ姫の宇宙曲」
* スパイダーマン(東映版)第7話「恐ろしきヒット曲!歌って踊る殺人ロック」


=脚注=
== 台詞 ==
[[殺人レコード 恐怖のメロディの台詞書き起こし]]
 
==前回・次回リンク==
* 前回: 第15話「[[美術館の怪!]]」
* 次回: 第17話「[[研の秘密を探れ!]]」
 
== 脚注 ==
<references />
<references />
{{DEFAULTSORT:さつしんれこーときようふのめろてい}}
[[Category:TVアニメ「チャージマン研!」各話]]
[[Category:「アニメの王国」収録作品]]

2021年5月1日 (土) 20:30時点における版

「殺人レコード 恐怖のメロディ」(さつじん-きょうふ)は、『チャージマン研!』の第16話である。

本編

登場人物

あらすじ

新しくできたレコード店。目当てのレコードを買い求める客で店内はにぎわう。ところが、この店で「ブラームス交響曲8番」のレコードを購入した男が家でレコードを再生すると、メロディが違うことに気づいた。 そして苦しみ、老けて倒れてしまった。彼のみならず、その店で買ったレコードを聴いた人々は老けて狂いだすのであった。

キャロンが新しくできたレコード店を見つける。バリカンは早く帰るよう促すが、この店でレコードを買うことにしたキャロン。 店員2人(レコード屋店員女レコード屋店員男)がチャージマンの妹であるキャロンに気づく。泉家全滅をもくろむ怪しい店員2人。ジョニーのレコードを求めたキャロンにレコード屋店員女がレコードを渡した。

家に帰ったキャロンは、一家の前でそのレコードを再生する。するとバリカン以外の泉家の4人は皆もだえ苦しみはじめる。しかしバリカンは特に苦しむ様子はなく、「えぇ?良い曲じゃないですか? 」と。 に「レコードを割ってしまうんだ!」と言われたバリカンがレコードを床にたたきつけると、レコードは炎上[1]し消滅。 一家はようやく解放される。研は確信した。「ジュラル星人の仕業に違いない!」

「お前達、よくもあんなキチガイレコードを!今度という今度は許さないぞ!」。研とキャロン、バリカンはレコード店に乗り込む。逃げ出す店員2人と追いかける研たち。 しかしジュラル星人達が待ち構える。変身した研はジュラル星人をアルファガンでやっつけた。

レコードの音楽に合わせて楽しそうに踊るキャロンとバリカン。そこに研が現れ、貝をガリガリとすりあわせてプレイヤーのアームを外してしまう。ムッとした2人は逃げる研を追いかけるのであった。

作品内容

  • 内容、作画、セリフ、尺稼ぎとどれをとってもネタに事欠かず、特に「キチガイレコード」という衝撃極まる発言により、チャー研の『神(紙)アニメ』としての地位を不動のものとする名(迷)作回となった。
  • 絵コンテでは、ブラームス交響曲8番の男らがレコードを聴くシーンでは、本編には反映されなかったものの「怯えた顔で部屋中を逃げ回り、遂には狂ってゲラゲラ笑い出す」「二、三人の友人と共に狂い、凄まじい殴り合いを展開している」「狂ってる男のUP表情」等の指示が書かれており、本編以上のキチガイさを見せている。
  • 今日でこそ、100年後の世界という設定なのにレコードが主流という点には違和感を覚えるが、放送当時(1974年)音楽CDはまだなかった。世界初の音楽CD[2]が発売されたのは1982年のことである。

キチ貝

この回のラストにおいて、研が貝をガリガリとすり合わせてレコードのアームを外してしまう一幕がある。これについて、2ch「チャー研スレ part19」に以下の指摘があった。

461 名前:名無しか…何もかも皆懐かしい 投稿日:2010/06/22(火) 17:20:24 ???
キチレコの回だけど、レコードって不良品とかはあの貝を擦り合わせたような雑音が混じるんだってな
で、研は最後にその雑音を出してまたレコードがキチレコだったんじゃないかとキャロンを驚かしたって事なんじゃないかな

放送当時は普通に知られていたことかもしれないが、レコードがCDなどに取って代わられた今日では、100年後の世界が舞台という設定とのギャップを感じてしまう。

名言・迷言

影響を与えた(であろう)主な作品

  • 電子戦隊デンジマン 第26話「デンジ姫の宇宙曲」
  • スパイダーマン(東映版)第7話「恐ろしきヒット曲!歌って踊る殺人ロック」

台詞

殺人レコード 恐怖のメロディの台詞書き起こし

前回・次回リンク

脚注

  1. 一般的にレコードは塩化ビニールでできているので、簡単に燃え上がるものではない。
  2. ビリー・ジョエル「ニューヨーク52番街」