「殺人レコード 恐怖のメロディ」の版間の差分

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'''殺人レコード 恐怖のメロディ'''はチャージマン研!の第17話である。
「殺人レコード 恐怖のメロディ」は、チャージマン研!の第17話である。


= 本編 =
= 本編 =
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= あらすじ =
= あらすじ =
新しくできたレコード屋。訪れた人々が目当てのレコードを買い求める。[[キャロン]]も[[ジョニー]]のレコードを買いにこの店に行く。しかし、この店で売られていたレコードは[[ジュラル星人]]が用意した「[[キチガイレコード]]」だった。レコードを聴いた人はみな[[キチガイ]]になってしまうのだ。そして、キャロンが買ったレコードも例外ではなかった。
新しくできたレコード店。目当てのレコードを買い求める客で店内はにぎわう。ところが、[[ブラームス交響曲8番の男]]が家でこの店で買ったレコードを再生すると、メロディが違うことに気づく。そして苦しみ、老けて倒れてしまった。
彼のみならず、その店で買ったレコードを聴いた人々は老けて狂いだすのであった。


家に帰ったキャロンは、みんなの前でそのレコードをかけてしまう。バリカンを除く泉家の4人は皆もだえ苦しむが、バリカンはロボだからだろうか、効果がないどころか「[[えぇ?良い曲じゃないですか?]] 」。結局、研に「レコードを割ってしまうんだ!」と言われたバリカンがキチレコを地面にたたきつけ、レコードはなぜか炎上<ref>一般的にレコードは塩化ビニールでできている。</ref>。
[[キャロン]]がレコード店を見つける。[[バリカン]]は早く帰るよう促すが、キャロンはこの店でレコードを買うことに。店員2人([[レコード屋店員女]]と[[レコード屋店員男]])がチャージマンの妹であるキャロンに気づく。[[ジョニー]]のレコードを求めたキャロンに[[レコード屋店員女]]がレコードを渡す。


ピンチを切り抜けた研はお得意の「[[ジュラル星人の仕業に違いない]]!」を発動、レコード店に殴り込み、名台詞「お前達、[[よくもあんなキチガイレコードを!]]「[[今度という今度は許さないぞ!]]」を放ち、<s>尺稼ぎの</s>鬼ごっこの後、変装。待ちかまえていた大量のジュラル星人をいつものように一掃する。
家に帰ったキャロンは、一家の前でそのレコードを再生する。するとバリカンを除く泉家の4人は皆もだえ苦しみはじめる。しかしバリカンは特に苦しむ様子はなく、「えぇ?良い曲じゃないですか? 」と。研に「レコードを割ってしまうんだ!」と言われたバリカンがレコードを床にたたきつけると、レコードは炎上<ref>一般的にレコードは塩化ビニールでできているので、簡単に燃え上がるものではない。</ref>し消滅。一家はようやく解放される。研は確信した。「[[ジュラル星人の仕業に違いない]]!」


その後、レコードの音楽に合わせて楽しそうに踊るキャロンとバリカン。そこに研が現れ、貝をガリガリとすりあわせてプレイヤーのアームを外してしまう。ムッとする2人は逃げる研を追いかけるのであった。
「お前達、[[よくもあんなキチガイレコードを!]][[今度という今度は許さないぞ!]]」。研とキャロン、バリカンはレコード店に乗り込む。逃げ出す2人。しかし[[ジュラル星人]]達が待ち構える。変身した研はジュラル星人を[[アルファガン]]でやっつけた。
 
レコードの音楽に合わせて楽しそうに踊るキャロンとバリカン。そこに研が現れ、貝をガリガリとすりあわせてプレイヤーのアームを外してしまう。ムッとする2人は逃げる研を追いかけるのであった。


= 概要 =
= 概要 =
内容、作画、セリフ、尺稼ぎとどれをとってもネタに事欠かず、特に「キチガイレコード」という衝撃極まる発言により、チャー研の『神(紙)アニメ』としての地位を不動のものとする名(迷)作回となった。
* 内容、作画、セリフ、尺稼ぎとどれをとってもネタに事欠かず、特に「[[キチガイレコード]]」という衝撃極まる発言により、チャー研の『神(紙)アニメ』としての地位を不動のものとする名(迷)作回となった。
 
* 絵コンテでは、[[ブラームス交響曲8番の男]]らがレコードを聴くシーンでは、本編には反映されなかったものの「怯えた顔で部屋中を逃げ回り、遂には狂ってゲラゲラ笑い出す」「二、三人の友人と共に狂い、凄まじい殴り合いを展開している」「狂ってる男のUP表情」等の指示が書かれており、本編以上のキチガイさを見せている。
なお、[[絵コンテ]]では、[[ブラームス交響曲8番の男]]らがレコードを聴くシーンでは、本編には反映されなかったものの「怯えた顔で部屋中を逃げ回り、遂には狂ってゲラゲラ笑い出す」「二、三人の友人と共に狂い、凄まじい殴り合いを展開している」「狂ってる男のUP表情」等の指示が書かれており、本編以上のキチガイさを見せている。
* 今日でこそ、100年後の世界という設定なのにレコードが主流という点には違和感を覚えるが、放送当時(1974年)まだCDはなかった。ちなみに、世界初の音楽CDソフト<ref>ビリー・ジョエル「ニューヨーク52番街」</ref>が発売されたのは1982年のこと。
 
==レコード==
今日でこそ、100年後の世界という設定なのにレコードが主流という点には違和感を覚えるが、放送当時(1974年)まだCDはなかった。ましてや、インターネットを介したダウンロード販売やストリーミング配信があるわけもない。
 
ちなみに、世界で初めて販売された音楽CDソフトとして知られている、ビリー・ジョエル「ニューヨーク52番街」が発売されたのは1982年のこと。


==キチ貝==
==キチ貝==
この回のラストにおいて研が貝をすり合わせることについて、2ch「チャー研スレ part19」に以下の書き込みがあった。
この回のラストにおいて研が貝をガリガリとすり合わせたことについて、2ch「チャー研スレ part19」に以下の書き込みがあった。
  <nowiki>461 名前:名無しか…何もかも皆懐かしい 投稿日:2010/06/22(火) 17:20:24 ???
  461 名前:名無しか…何もかも皆懐かしい 投稿日:2010/06/22(火) 17:20:24 ???
キチレコの回だけど、レコードって不良品とかはあの貝を擦り合わせたような雑音が混じるんだってな
キチレコの回だけど、レコードって不良品とかはあの貝を擦り合わせたような雑音が混じるんだってな
で、研は最後にその雑音を出してまたレコードがキチレコだったんじゃないかとキャロンを驚かしたって事なんじゃないかな</nowiki>
で、研は最後にその雑音を出してまたレコードがキチレコだったんじゃないかとキャロンを驚かしたって事なんじゃないかな


100年後の世界という設定と、レコード世代にしか通じないネタのギャップが感じられる。
放送当時は普通に知られていたことかもしれないが、レコードがCDなどに取って代わられた今日では、100年後の世界が舞台という設定とのギャップを感じてしまう。


= 名言・迷言 =
= 名言・迷言 =
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=脚注=
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<references />
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[[Category:チャージマン研!]]
[[Category:TVアニメ「チャージマン研!」各話]]

2020年10月11日 (日) 23:21時点における版

「殺人レコード 恐怖のメロディ」は、チャージマン研!の第17話である。

本編

登場人物

あらすじ

新しくできたレコード店。目当てのレコードを買い求める客で店内はにぎわう。ところが、ブラームス交響曲8番の男が家でこの店で買ったレコードを再生すると、メロディが違うことに気づく。そして苦しみ、老けて倒れてしまった。 彼のみならず、その店で買ったレコードを聴いた人々は老けて狂いだすのであった。

キャロンがレコード店を見つける。バリカンは早く帰るよう促すが、キャロンはこの店でレコードを買うことに。店員2人(レコード屋店員女レコード屋店員男)がチャージマンの妹であるキャロンに気づく。ジョニーのレコードを求めたキャロンにレコード屋店員女がレコードを渡す。

家に帰ったキャロンは、一家の前でそのレコードを再生する。するとバリカンを除く泉家の4人は皆もだえ苦しみはじめる。しかしバリカンは特に苦しむ様子はなく、「えぇ?良い曲じゃないですか? 」と。研に「レコードを割ってしまうんだ!」と言われたバリカンがレコードを床にたたきつけると、レコードは炎上[1]し消滅。一家はようやく解放される。研は確信した。「ジュラル星人の仕業に違いない!」

「お前達、よくもあんなキチガイレコードを!今度という今度は許さないぞ!」。研とキャロン、バリカンはレコード店に乗り込む。逃げ出す2人。しかしジュラル星人達が待ち構える。変身した研はジュラル星人をアルファガンでやっつけた。

レコードの音楽に合わせて楽しそうに踊るキャロンとバリカン。そこに研が現れ、貝をガリガリとすりあわせてプレイヤーのアームを外してしまう。ムッとする2人は逃げる研を追いかけるのであった。

概要

  • 内容、作画、セリフ、尺稼ぎとどれをとってもネタに事欠かず、特に「キチガイレコード」という衝撃極まる発言により、チャー研の『神(紙)アニメ』としての地位を不動のものとする名(迷)作回となった。
  • 絵コンテでは、ブラームス交響曲8番の男らがレコードを聴くシーンでは、本編には反映されなかったものの「怯えた顔で部屋中を逃げ回り、遂には狂ってゲラゲラ笑い出す」「二、三人の友人と共に狂い、凄まじい殴り合いを展開している」「狂ってる男のUP表情」等の指示が書かれており、本編以上のキチガイさを見せている。
  • 今日でこそ、100年後の世界という設定なのにレコードが主流という点には違和感を覚えるが、放送当時(1974年)まだCDはなかった。ちなみに、世界初の音楽CDソフト[2]が発売されたのは1982年のこと。

キチ貝

この回のラストにおいて研が貝をガリガリとすり合わせたことについて、2ch「チャー研スレ part19」に以下の書き込みがあった。

461 名前:名無しか…何もかも皆懐かしい 投稿日:2010/06/22(火) 17:20:24 ???
キチレコの回だけど、レコードって不良品とかはあの貝を擦り合わせたような雑音が混じるんだってな
で、研は最後にその雑音を出してまたレコードがキチレコだったんじゃないかとキャロンを驚かしたって事なんじゃないかな

放送当時は普通に知られていたことかもしれないが、レコードがCDなどに取って代わられた今日では、100年後の世界が舞台という設定とのギャップを感じてしまう。

名言・迷言

台詞

人々「へー」「わーすげぇな」「いつ出来たんだろうな」「入ってみようかな」

ブラームス交響曲8番の男「『ブラームス交響曲』の8番をください」
バカッチョ金魚の男「花園マリコの『バカッチョ金魚』欲しいんですけどありますか?」
素敵な宇宙人の女 「あの、きのう発売された『素敵な宇宙人』って曲あるかしら」

ブラームス交響曲8番の男「ん?メロディが違う。聴いた事のない曲だ
「う、あっあ…」

レコードを聴いた人々 「うへへへへ、へっへへへ」「へへへへへ、うへへへへ」「うへへへへへ…」

バリカン「キャロン、どったの?はやく帰ろ、研や皆が待ちくたびれてるよ?」
キャロン「そうだわ、レコードを買わなくっちゃ」
レコード屋店員男「おい、チャージマン研の妹だぞ」
レコード屋店員女「ついに引っかかってきたわ、これで研の一家も全滅だわよ」
キャロン「あのー、ジョニーのレコードください」
店員男「はい、ちょっと待ってください」
店員女「これですね」

キャロン「あっ…違うわ!こんなんじゃない!あーっ、苦しい!ああっあぁっあぁっ…苦しい…あぁ…!」
泉一家「ううーっ」
バリカン「あらあら、あらあらぁ~?ねねねねどったのよみんな どったのよ~ねぇ」
「バ、バリカン、そ、そ、そのレコードを!うっうぅ~」
バリカンえぇ?良い曲じゃないですか?
「わ、割るんだ、レコードを割ってしまうんだ!うう」
バリカン「なんだってもったいない、買ったばかりなのに~」
泉一家「うう~」
バリカン「えいっ」

泉一家「あー…」
「人間を狂わすレコード…ジュラル星人の仕業に違いない!」

「お前達、よくもあんなキチガイレコードを!
店員たち「んっ」
「ジュラル星人、今度という今度は許さないぞ!
店員たち「あぁ…ううう」
「ま、待てー!待つんだー!ジュラル星人!待てー!」
ジュラル星人たち「ふっふっふっふっふっふ、研、覚悟しろ!」

チャージングGO!!

「はぁーっ、それ!」
ジュラル「うわぁ~」
「ぬぅわぁああああぁああぁ」
「えいっ」
ジュラル「ああああぁあ」
「ううううぇああっ」

バリカン「イッチニ!イッチニ!イッチニ!イッチニ!…」
キャロン「ワンツ、ワンツ、ワンツ…」

バリカン「あれぇ?」
キャロン「あらぁ?」
「あっははははは、あっははははは…あははははは!あはははははは!はははははは…!」
バリカン「ちきしょ研ったらぁー」
「あははははは」
キャロン「待てー!お兄ちゃん待てー!」
バリカン「けーん待てー!けーん!」

脚注

  1. 一般的にレコードは塩化ビニールでできているので、簡単に燃え上がるものではない。
  2. ビリー・ジョエル「ニューヨーク52番街」