捨て犬コロ
捨て犬コロはチャージマン研の第51話である。
本編
登場人物
あらすじ
犬のコロに別れを告げる飼い主の少女。父親の転勤による引っ越しのため、コロを連れていけないのだという。断腸の思いで少女はコロを置いて去っていった。
バリカンが歩いていると、コロが悪ガキたちにいじめられているところに出くわす。止めようとするバリカンだったが、締め出されてしまう。だがその後研が現れ、悪ガキたちは退散していく。コロを家に連れ帰った研。研、バリカン、キャロンはコロを家に置いておくことにした。その様子を陰から見る怪しい男2人組。「今日こそ奴の命を…」。
研の家を出てどこかへと走るコロは、怪しい2人組の男を見つける。彼らは研の下校時を狙おうとしていた。鐘が鳴り、(良井)小学校から下校する子供たち。コロに会いたいとばかり駆け足で帰る研。途中、コロが研に向かって走ってくる。喜ぶ研だったが、罠にかかってしまう。そこに男たちが現れる。コロは男たちにとびかかるが、払いのけられ、正体を見せたジュラル星人が放った光線を受けてしまう。罠から抜け出した研は、変身しジュラル星人2人組を倒す。コロに駆け寄る研。しかしコロが目を覚ますことはなかった…
短い間ながらも、研たちと楽しく過ごしていたコロ。研たちは墓を建て、コロを弔った。「コロ、ありがとう…一生お前の事忘れないよ」。
内容について
- 「捨て犬コロ」の悲劇を描いたエピソード。この回を「チャー研の中でもっとも笑えなかった話」「チャー研唯一の鬱エピソード」と評価するチャーケニストも少なくない。本作においてサブキャラが死ぬのは珍しくもなんともないのだが、この回はコロの境遇の悲惨さや、 あの研が珍しく友の死に涙を流すシーンがあることから独特の余韻を醸し出しているのである。
- 作画や設定の面で他の話と異なる部分が多く、チャー研においては浮いた部分の多いエピソードとなってしまっている。「これはパラレルワールドの世界の物語なのでは」「このエピソードは(タマプロ以外の)外注なのではないか」と見る者もいるくらいだ。
- ほかにも、悪ガキ共のコロを虐めているSEがやたらと物騒だったり、回想シーンが分かりづらかったり[2]、コロの墓が第62話の松本さんの墓より立派なところがツッコミどころか。
影響を与えた(であろう)主な作品
- 星雲仮面マシンマン 第19話「野良犬コロの冒険」
台詞
飼い主「ごめんねコロ。パパが転勤になってしまってお前を連れて行けなくなったの」
「私一生懸命パパに頼んだのよ。でも今度のうちは犬を飼ってはいけないんですって。だから誰かいい人に拾ってもらうのよ…!」
コロ「アオーーン!アオーーォーーン…」
飼い主「さよなら…コロ!」
バリカン「♪ティロンターティトン、ティットゥターンティティットターティティ…あら?」
コロ「ギャンッ!!アオーン!」
悪ガキ達「それ!えい!んにゃろ!それー!」「えい!えい!」「んにゃろ、えい!」
悪ガキA「やっつけろー!やっつけろ!」
悪ガキB「えい!えい!」
バリカン「お お お、おい、や、やめろ!可哀想じゃないか!」
悪ガキB「うるさい!引っ込んでろ!こら!えい!えい!」
バリカン「あいて!いて!いて!」
「あいてー!あらぁ…チクショウ覚えてろ!」
コロ「ウゥ…キャン…キャン…」
悪ガキA「もっとやれやれ!」
研「やめろ!!」
悪ガキA「あ…」
研「弱いものいじめはやめるんだ!」
バリカン「そうだそうだこのガキ!」
悪ガキC「あ、研!相手が悪いや!逃げろ!あぁ~!」
研「可哀想に…」
バリカン「本当だとも。まったく酷い奴らだ」
バリカン「さぁお食べお食べ、もっと食べ」
キャロン「酷い目に遭ったわね。お兄ちゃん、うちに置いてあげようよ」
研「うん、そうだね」
キャロン「さぁ、うんとお食べ」
男A「ふん、せいぜい無邪気に遊んでおけ」
男B「憎いチャージマン研め。今日こそ奴の命を…」
コロ「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!…」
「アウゥゥゥ…」
男B「フフフフ…そろそろ研が帰る時間だ」
男A「よし、じゃあ計画通り」
男B「OK。じゃ」
男A「おう」
コロ「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!…」
児童達「ワーイ」「さようならー」
研「さーてコロの奴、どうしてるかなぁ!あっ」
コロ「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!…」
研「コロじゃないか!」
コロ「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!…」
研「わざわざ僕の出迎えに、来てくれたのか!?」
コロ「ウ゛ヴグウゥゥゥゥ~~~ッヴグウゥゥ~~~~ッ」
研「あっ!」
コロ「ワン!ワンワン!ワンワン!グルルル~~~…」
男A・B「ハッハッハッハッハッハッハ…」
研「くそ…だ、出せよ!出せ!」
男A・B「ヘッハッハッハッハ…」
コロ「ワン!ワンワンワン!ワン!フワヴァァワォァ゙ァ゙ォァ」
男B「ぐおおぁぁぁわ!うごぉ…この野郎!」
コロ「ウゥゥゥ…フワヴァァワォァ゙ァ゙ォァ」
男A「うわぁ…クソォ、老いぼれ犬め!」
研「何すんだよ!出してくれよぉ!」
コロ「キャオーン!」
男B→ジュラル星人「ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ…」
コロ「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!」
ジュラル「ヒェッ!」
研「コ、コロ!」
ジュラル「ヒッヒッヒッヒッヒッハッハッハ…」
「ギィィヤオォォェェァァアアァァァ!」「ヒヒヒヒヒヒヒ…」
研「そうか!お前達、僕の命を!」
研「チャージングGO!!」
ジュラル「キィィィェオオオオオアアアアアア!」
「クソォ、アウゥオオアアアアアア!」
研「コロ、しっかりするんだ!コロ!」
「コロ、死ぬんじゃないぞ!」
キャロン「ウフフ、ウフフフフ」
研「アハハ、アハハハ!」
コロ「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!…」
バリカン「コ、コロ、よせよぉ、追っかけるのよせよぉコロ~、やめろよコロ~!やめろっていうのよコロ~!よせよ…」
研「コロ、ありがとう…一生お前の事忘れない」