シンデレラの少女

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シンデレラの少女は、チャージマン研!の第41話である。

本編

登場人物

あらすじ

ある夜、玄関の掃除をする少女、ルミ子。両親が亡くなり継母のもとに預けられた彼女だが、両親の遺産もなく無一文だったがために粗末な扱いを受けていた。継母が食事を済ませて寝ようとしたとき、一人の男が現れる。「君も楽しいパーティーに行きたくならないかね?」。戸惑うルミ子だったが、「君もパーティに行ってきなさい」と男が目から光線を放つと、彼女の服は綺麗なドレスへと変わる。そこに継母が現れる。ルミ子をパーティに連れて行こうとする男を止めようとするが、男は継母に袋を渡し、ルミ子を連れていく。袋には金目のものが入っていると思った継母だったが、袋の中身は蜂だった。顔を蜂にやられ、継母は倒れこんでしまう。

ところ変わって三郎くんの誕生日会。航空会社の社長の息子でお金持ちのこともあり、会は盛大に催されていた。会に出席する研、キャロン、バリカン。ダンスパーティーを開くと三郎くん。継母の娘2人が三郎くんを取り合っているところにルミ子が登場。2人になじられるも、三郎くんには惚れ込まれ一緒に踊ることに。悔しがる2人だった。

その頃、三郎くんの屋敷の中をうろついていたバリカンは、2人組の男が何か物色しているのを見つける。急いで研に知らせるバリカン。2人組の目的は、新型旅客機No.8型機の設計図に細工をし、とんでもないことを引き起こすことだった。そこに研が現れる。2人組は正体を現した。変身し、アルファガンでジュラル星人を倒す研。ジュラル星人に足を取られるも、全滅させた。

その後、継母の娘2人は追い出される。三郎くんとルミ子は幸せな時間を過ごすのであった。

内容について

  • タイトルの通り元ネタは「シンデレラ」。名作童話もナックがアレンジすればこんなストーリーになってしまうのだ。ルミ子が最後どうなったかは語られていないが状況を見るに家には帰れそうに無い。そのまま三郎君のところにお世話になるのだろうか?いずれにせよ幸せになってほしいものである。
  • 継母の娘が「あたしミリキ的[1]?」と尋ねるシーンが時代を感じさせる。
  • 作戦に利用していたとはいえ一人の少女を救ったジュラル星人。まさしく、ジュラル聖人というにふさわしい。
  • 男達を発見したときはバリカンが「ど、どろぼうだー」と言っていたが、報告を受けて男達のところに来た研は出会い頭いきなり「そうはいかないぞ、ジュラル星人!」と正体を見破っている
  • 今回はジュラル星人の叫び声のテンションがいつもと違う。また、研がチャージマンになる際のSEがこの回から一新されている。戦闘では研の足を掴み地面に叩きつける一撃を与えるも何事もなかったようにアルファガンを放つ研に瞬殺された。
  • 新型旅客機No.8型機は、主翼に2発、尾翼に2発の4発ジェット機のようである。正面図はロシア(旧ソ連)・ツポレフ設計局のTu-154、側面図はダグラスDC-8に似ている。

台詞

タマ子「どいてよ」
ヒデ子「ああ、早くしないと三郎さんの誕生パーテーに遅れちゃうわよ」
ルミ子「ごめんなさい」
ヒデ子「お母様私キレイ?」
タマ子「あたしミリキ的?」
銀子「もちろん二人とも素敵よ。中村のおぼっちゃまに気に入られるようにするんだよ」
ヒデ子「はーい」
タマ子「フン!」
銀子「なにさその顔は。死んだお前の両親が少しでも金を残してりゃあ、もうちょっとマシな扱いをしてやるとこだけど。フン、無一文だからね、置いてもらうだけでも有難いと思うんだよ!」
「何をボヤボヤしてるんだい!早くご飯の支度をおし!」
ルミ子「はい」

銀子「ふぁ~、眠くなった。さ、早いとこ片づけて洗濯をしときな!」
ジュラル星人「ふふふふふふふふ」
ルミ子「まあ、あなたは誰ですか?」
ジュラル「君も楽しいパーティーに行きたくならないかね?」
ルミ子「ええ、でも私…」
ジュラル「行ってきなさい」

ルミ子「うわぁ~、素敵!」
銀子「ふぁ~、喉がかわいた」
「あ、お前さん誰だい?まぁ~ルミ子、おまい一体どうしたんだいその格好は?」
ジュラル「さあお嬢さん、行きましょう」
銀子「ちょいと、待ちなよ。その子を連れて無断でどこへ行くのさ、あたしの大事な姪なんだからね」
ジュラル「ほら、こいつをとっときな」

銀子「ん?っへへへへ、もの分かりがいい人だね。分かりゃあいいんだよ分かりゃあね」
ジュラル「さあお嬢さん、早くしないとパーティーが終わってしまうよ」
ルミ子「じゃあ叔母様行ってきます」
銀子「ふふふふ、これはたんまり入っていそうだよ」
「ああ、いた、いたたた、ああ、痛い、痛い、ああ…」

バリカン「すげえケーキだな」
「当たり前さ、三郎君のお父さんは航空会社の社長だもの。お金持ちさ」
三郎「みんな、今日は僕の誕生日に来てくれてありがとう。これからダンスパーティーを行います」
キャロン「まあ素敵。あたし三郎さんに踊ってもらおうかしら」
バリカン「ケッ、ダンスなんかつまんねぇや」

ヒデ子「三郎さん私と踊りませんこと?」
タマ子「あら姉さん私が先よ」
ヒデ子「お前は引っ込んどいで」
タマ子「何よ下手なくせして!」
ヒデ子「もう一度言ってごらん、こらー!」
タマ子「やるかこの黒ゴボウ!」
「これじゃキャロンの出る幕じゃないね」
キャロン「つまんないの」

キャロン「まあ!」
ヒデ子「ちょっとルミ子じゃないの!」
タマ子「何しに来たのよ!」
ルミ子「あ、お姉さん」
ヒデ子「帰んな!」
三郎「あ、危ない!君たち、乱暴な事はやめたまえ!」
ヒデ子・タマ子「まあー」
ルミ子「どうもありがとうございました」
三郎「あ、あの…ぼ、僕と踊ってくれますか?」
ルミ子「まあ私と?ええ、いいわ」
ヒデ子・タマ子「くやしー!」
キャロン「ふふふ、あの子たちフラれたわ」
「おい、キャロン…」

バリカン「やっぱ社長さんの家って広いな」
「あら?」
ジュラル「ふふふ、みんなの注意をあの子に向けておいて…」
「おい早く探せ」
バリカン「ああ、どどどど泥棒だ!」

キャロン「まあ素敵。まるで王子様とお姫様ね」
バリカン「研坊、ちょっと」

ジュラル「あったぞ!」
「うむ、まさしく新型旅客機No.8型機の設計図だ」
ジュラル「ふっふっふ、これにちょいと工作しておけば、大変な事になるぞ!」

「待て!」
2人「お!?」

「そうはいかないぞジュラル星人!」
ジュラル聖人「貴様はチャージマン研!」
「くそう…」

ジュラル「キェェェェェェェェ!!」

チャージングGO!!

ジュラル「キェェェェェェェェヒヤァァァァァァァァ!!」
「それ!」

ジュラル「ぐおおおおおおおおお!!」
メエェェェェェェェェェィチャァァァァァァァァァァン ヒヤッ!!」
「ああ!!ああ…」
ジュラル「ヒヒヒヒ、ヒャーハー!」

ジュラル「ぐああああああああああ!!」
「あ!」
バリカン「研坊、大丈夫?」
「うん」

タマ子「あいた」
執事「あなたたちのような乱暴で下品な人は、もう二度と三郎ぼっちゃまに近寄らないで下さい!分かりましたか!」

タマ子「くやしー」
ヒデ子「バッカヤロー、誰が近付くものかー!」
2人「うう…お母様ー」

脚注

  1. 70年代の流行語。魅力を「みりょく」ではなく「ミリキ」と読む。