「コミカライズ版スーパータロム」の版間の差分

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ここでは、『たのしい幼稚園』・『別冊たのしい幼稚園』に掲載された、コミカライズ版の「[[スーパータロム]]」について記す。
ここでは、『テレビマガジン』・『たのしい幼稚園』・『別冊たのしい幼稚園』に掲載された、コミカライズ版「[[スーパータロム]]」について記す。


== 概要 ==
== 概要 ==
アニメ展開はパイロット版のみで終わった「スーパータロム」だが、一応放送する予定だったのか、「[[チャージマン研!]]」同様コミカライズ版が存在している。
TVアニメとして放送されることはなかった「スーパータロム」だが、放送する予定があったのか、「[[チャージマン研!]]」同様子供向け雑誌でコミカライズ版の連載がなされている。


有志の調査により講談社の『テレビマガジン』に連載されていた事が明らかになったが、更に以下の動画により同じ講談社の児童向け雑誌2誌(『たのしい幼稚園』・『別冊たのしい幼稚園』)にもコミカライズが掲載されていた事が判明した。
子供向けテレビ雑誌、『テレビマガジン』(講談社)に連載されていたことが有志の調査により明らかになったが、更に児童向け雑誌、『たのしい幼稚園』、『別冊たのしい幼稚園』(ともに講談社)にもコミカライズ版が連載されていたことが判明した。


== テレビマガジン版 ==
== テレビマガジン版 ==
いずれの3作品も[[三人のパパ]]の本名が'''「日暮里博士」'''と判明している他、アニメ本編には未登場の設定やオリジナルキャラクターが存在している。ちなみに「テレビマガジン」版の著者である新宅氏曰く、[[ナック]]側からは企画書しか用意されず、ストーリーはオリジナルで描かざるを得ない状況だったらしい。
まんが: [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%AE%85%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%A4 新宅よしみつ]
 
いずれの3作品も[[三人のパパ]]の本名が'''「日暮里博士」'''と判明している他、アニメ本編には未登場の設定やオリジナルキャラクターが存在している。ちなみに「テレビマガジン」版を担当した新宅氏曰く、[[ナック]]側からは企画書しか用意されず、ストーリーはオリジナルで描かざるを得ない状況だったらしい。


=== 特徴 ===
=== 特徴 ===
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* [[秋葉原博士]]
* [[秋葉原博士]]


== たのしい幼稚園版 作画:野口(連載時はのぐち)竜(1973年1月~以下不明)==
== たのしい幼稚園版(1973年1月号~?)==
まんが: [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E7%AB%9C 野口竜]<ref>連載時は「のぐち竜」名義</ref>
 
*作画は3作品の中では一番アニメに近い方。(チャー研でいうならテレビランド版)
*作画は3作品の中では一番アニメに近い方。(チャー研でいうならテレビランド版)
*タロムの眉が細く、三人のパパの髪のハネが下がり気味。
*タロムの眉が細く、三人のパパの髪のハネが下がり気味。
*[[日暮里博士の妻|三人のママ]]の紹介分が'''「(パパの)おくさん」'''となっている。
*[[日暮里博士の妻|三人のママ]]の紹介分が'''「(パパの)おくさん」'''となっている。
*タロムの必殺技の一つである「[[タロムリング]]」が'''「スーパーリング」'''という名称になっている。
*タロムの必殺技の一つである「[[タロムリング]]」が'''「スーパーリング」'''という名称になっている。
*ページ数は扉絵含めて2ページの為、アニメ以上に超展開である。(ただしオチにカイザー様そっくりの「シュランツ博士」を登場させた事により比較的綺麗にまとまっている)
*ページ数は扉絵含めて2ページの為、アニメ以上に展開が速い。(ただしオチにカイザー様そっくりの「シュランツ博士」を登場させた事により比較的綺麗にまとまっている)


=== オリジナルキャラクター ===
=== オリジナルキャラクター ===
* シュランツ博士(=[[カイザー様]]?)
* シュランツ博士(=[[カイザー様]]?)


== 別冊たのしい幼稚園版 作画:池原しげと(連載時は成利)(1973年新年号~以下不明) ==
== 別冊たのしい幼稚園版(1973年新年号~?) ==
まんが:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E5%8E%9F%E3%81%97%E3%81%92%E3%81%A8 池原しげと]<ref>連載時は「成利しげと」名義</ref>
 
*手塚治虫氏のアシスタント出身である池原氏だけに作画は手塚タッチが濃厚。
*手塚治虫氏のアシスタント出身である池原氏だけに作画は手塚タッチが濃厚。
*誰からも命令を受けず、自分の意志で動く<s>せかい一ちからのつよい</s>ロボットが敵として登場している。'''そして2コマで倒される。'''
*誰からも命令を受けず、自分の意志で動く<s>せかい一ちからのつよい</s>ロボットが敵として登場している。'''そして2コマで倒される。'''
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=== 備考 ===
=== 備考 ===
ちなみに池原氏は後年、タロム同様心を持ったロボットが主人公のゲームである「ロックマン」シリーズのコミカライズを長期に渡り手がけている。(ロックマン自体も当初は「鉄腕アトム」のゲームとして売り出す計画があったという。詳しくは各自で調べて頂きたい)
ちなみに池原氏は後年、タロム同様心を持ったロボットが主人公のゲームである「ロックマン」シリーズのコミカライズを長期に渡り手がけている。(ロックマン自体も当初は「鉄腕アトム」のゲームとして売り出す計画があったという。詳しくは各自で調べて頂きたい)
== 脚注 ==
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2022年3月16日 (水) 20:38時点における最新版

ここでは、『テレビマガジン』・『たのしい幼稚園』・『別冊たのしい幼稚園』に掲載された、コミカライズ版「スーパータロム」について記す。

概要[編集 | ソースを編集]

TVアニメとして放送されることはなかった「スーパータロム」だが、放送する予定があったのか、「チャージマン研!」同様子供向け雑誌でコミカライズ版の連載がなされている。

子供向けテレビ雑誌、『テレビマガジン』(講談社)に連載されていたことが有志の調査により明らかになったが、更に児童向け雑誌、『たのしい幼稚園』、『別冊たのしい幼稚園』(ともに講談社)にもコミカライズ版が連載されていたことが判明した。

テレビマガジン版[編集 | ソースを編集]

まんが: 新宅よしみつ

いずれの3作品も三人のパパの本名が「日暮里博士」と判明している他、アニメ本編には未登場の設定やオリジナルキャラクターが存在している。ちなみに「テレビマガジン」版を担当した新宅氏曰く、ナック側からは企画書しか用意されず、ストーリーはオリジナルで描かざるを得ない状況だったらしい。

特徴[編集 | ソースを編集]

  • 作画はやや劇画調で、他の2作品よりページ数が多い。(チャー研でいう冒険王版ポジション)
  • タロムルビーがアニメよりも大人びており、ルビーが麻呂眉ではない。
  • 各話毎に新しい敵と戦うという月光仮面と同じ方式。
  • タロムの必殺技の一つである「春の空」が「アルファースルー」と判明。
  • ルビーにも「アルファータイム・ストップ」という必殺技が登場している。
  • ファイターの戦闘能力がアニメよりも格段に上がっている。

オリジナルキャラクター[編集 | ソースを編集]

たのしい幼稚園版(1973年1月号~?)[編集 | ソースを編集]

まんが: 野口竜[1]

  • 作画は3作品の中では一番アニメに近い方。(チャー研でいうならテレビランド版)
  • タロムの眉が細く、三人のパパの髪のハネが下がり気味。
  • 三人のママの紹介分が「(パパの)おくさん」となっている。
  • タロムの必殺技の一つである「タロムリング」が「スーパーリング」という名称になっている。
  • ページ数は扉絵含めて2ページの為、アニメ以上に展開が速い。(ただしオチにカイザー様そっくりの「シュランツ博士」を登場させた事により比較的綺麗にまとまっている)

オリジナルキャラクター[編集 | ソースを編集]

別冊たのしい幼稚園版(1973年新年号~?)[編集 | ソースを編集]

まんが:池原しげと[2]

  • 手塚治虫氏のアシスタント出身である池原氏だけに作画は手塚タッチが濃厚。
  • 誰からも命令を受けず、自分の意志で動くせかい一ちからのつよいロボットが敵として登場している。そして2コマで倒される。
  • ページ数は「たのしい―」版と同じだが、更にコマ数が少ない為(全部で4コマ)オチが投げっぱなしの状態である。(それによりロボットに襲われた被害者がどうなったのかは不明のままである)

オリジナルキャラクター[編集 | ソースを編集]

  • 世界一力の強いロボット(自称)

備考[編集 | ソースを編集]

ちなみに池原氏は後年、タロム同様心を持ったロボットが主人公のゲームである「ロックマン」シリーズのコミカライズを長期に渡り手がけている。(ロックマン自体も当初は「鉄腕アトム」のゲームとして売り出す計画があったという。詳しくは各自で調べて頂きたい)

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 連載時は「のぐち竜」名義
  2. 連載時は「成利しげと」名義