ファイター

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ファイターは、「スーパータロム」に登場するキャラクターである。

概要[編集 | ソースを編集]

ファイター.jpg

タロムルビーと共に、作中主人公と言える主要な「3つのサイボーグ」の一人である。 産みの親は西沢博士だが、起動直後に亡くなってしまった為、育ての親は日暮里博士その妻となる。

容姿[編集 | ソースを編集]

デザインは全体的に「チャージマン研!」のバリカンそっくりであり、スーパータロムがパイロット作品である事を考えると、後のバリカンの参考になった可能性がある。中空の球体をした胴体には手足と頭が生え[1]、胸元にはタロムとルビー同様の中心に3枚羽のプロペラを模した円形の印がある。更に頭頂部には1本、側頭部に対となる角が1本ずつ生えている。全体的に山吹色とそれに近い色で塗装されており、色数は他の二人と比べると少ない。

タロムとルビーは所謂ヒューマノイド型で「人間らしく」見えなくもないのに対し、ファイターは明らかに見かけからしてロボットであり、色もほとんど一色、妙にくぐもった声、起動時にカタカタと音を立てる等、二人と比べると明らかに見劣りしている印象を持つ。この事からタロムとルビーより優先度が低く製造されたかのような印象も抱かれる。この為チャーケニストの通称は「予算不足」「劣化バリカン」と散々である。

しかし、実際は「(3つのサイボーグの中で)最初に作られた」と西沢から語られている事から、プロトタイプの位置付けに近い[2]「人間らしく」見えない無骨なフォルムも予算ではなく「技術不足」による物であろう。つまり彼は「長男」という事になるのだが、性格や口調はタロムやルビーより幼い印象を受ける。

経歴[編集 | ソースを編集]

西沢博士からはポーションを与えられ、ファイターと言う名前に反して攻撃的ではない能力を有する。最も、タロムは「姓」、ルビーは「白米」を与えられている為、戦闘に使えるだけマシともいえる。…勿論これは空耳であり、実際に与えられているのは「闘志」である。また、闘志の空耳として「頭皮」と言われる事もある。

劇中ではタロムやルビー同様自分達の出生を知らずに日暮里夫妻の子供として過ごしてきたが、日暮里博士から海底調査ロボットが突然暴走した報を受け、ルビーと共にスーパーカーに乗り込み、自力で空を飛べるタロムの後を追う。

特徴[編集 | ソースを編集]

主な攻撃・防御手段は三人で円陣を組んだ時に発生するスーパーバリアと頭や手足を胴体に収納しての体当たり。だがその戦闘能力はファイターの名に恥じぬ物であり、海底調査ロボットの暴走の黒幕であり、暴走の邪魔をしたタロムを念力(海坊主)で封じていたカイザー様の潜水艦に「ファイター、ゴー!」の掛け声と共に勢い良く体当たりをし、強烈に潜水艦を揺らしてカイザー様が被っていた装置を外し、タロムの危機を救うと共にカイザー様を撤退に追い込んだ。

しかしながらこれ程大活躍をしたにも関わらず、タロムとルビーに(暴走していた海底調査ロボットに関心が向いていたせいもあるが)海中に置いてきぼりにされかける研に置き去りにされたバリカン同様の不憫な扱いを受ける。その際にでぇひぇ〜んばかばかばかばかばかばか〜ん!目からお水が出ている号泣している為、三人の中では彼が一番テーマソングの歌詞にある「涙もあれば」を体現しているとも言える。

普段はタロムと屋外へ遊びに出かけて泥んこになるまで遊んだ後にルビーに風呂場で体を洗ってもらう等の容姿に反して「人間らしい」日常生活を送っている。 だが、タロムやルビーと違い食べた物を消化する機能も不完全であり、ママからおやつに差し出されたケーキをメリケン粉や砂糖等の原料レベルに分解してしまう。その際に原材料を詳細に分析する事も出来るが、作中でこれが役に立っている訳ではない。

テレビマガジン版コミカライズでは技が変更されており、タロムがブルー光線を浴びせると火の玉となる。海中であるにも関わらずその火は消えず、タロムを苦しませていた大量のクラゲを一瞬にして炭化させる威力を発揮した。その大活躍ぶりから、こちらでは一転して「予算潤沢」と呼ばれている。

ちなみに特徴的な角を使う場面は特に見られないが、刺さると涙が出るくらいには痛いらしい

関連項目[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 胴体の中には虫や葉っぱ等が入り易いらしく、シャワー中に胴体から飛び出した虫にルビーが驚いている。
  2. テレビマガジン版コミカライズでは開発に30年もかかった事が明らかにされている。